飾り原稿用紙 新デザイン 「薔薇園 」を新発売(あたぼうステイショナリー)
株式会社あたぼうは、2024 年 2 月に「飾り原稿用紙」の新作、「薔薇園(ばらぞの)」を発売します。
新作「薔薇園」は、蜜柑網(みかんあみ)、赤青纂(あかあおさん)、浮遊枡(ふゆうます)などに続く二色刷りの飾り原稿用紙です。
また、花をモチーフとした製品としては、日本の代表的な花でもある櫻をモチーフとした櫻花眺(おうかながめ)に続くデザインとなっています。
単に薔薇をモチーフにしただけではなく、「園」を表現するために「門扉」や「花手水(はなちょうず)」を配置しています。
なお、デザインは今回、監修者の文具ライターである小日向京氏のイラストを元に、デザイナーhoririum 氏が編集しております。
■商品開発の経緯
飾り枠のついた原稿用紙はこれまでにも古くから存在してきましたが、弊社は「飾り原稿用紙」という名を冠して 2015 年よりシリーズを発表してまいりました。
2016 年に「碧翡翠(あおひすい)」で日本文具大賞デザイン部門グランプリを受賞したのち、弊社のシリーズを意識したと見受けられる「飾り枠のついた原稿用紙」が、見知らぬメーカーや個人ベースで販売されていることも散見しました。
弊社はこのような中で、継続的にデザインの開発を進め、これまでにない立体視の原稿用紙など他とは全く毛色の違った製品を発表するなど、企業努力を重ねてまいりました。
以上のような経緯の中で、櫻に続く「花」をモチーフとした製品については、以前から数年にわたり、内部で検討を進めておりました。2023 年の年末にあたぼう代表 佐川からの「不退転の覚悟で次の花モチーフのデザインに望みたい」という声がけに対し、監修者の小日向氏から「私にイラストを描かせて欲しい」と提案をいただき、開発に着手しました。
その後、デザイナーの horirium 氏とともに、柱部分の魚尾の検討、印刷色の検討をオンライン、SNS のメッセージなどを通じて重ねた末、完成に至りました。
■商品詳細
「薔薇園」の最大の特徴は、花開く喜びが飾り枠いっぱいに広がる薔薇です。
今回は小日向氏のアナログイラストをベースにしており、手描き感が前面に出ております。
紙は、飾り原稿用紙の定番「キンマリスノーホワイト」でペンの滑りがよく、比較的にじみも少ない紙です(書籍用紙であることから、にじみ、裏抜けについては使用筆記具やインク等により異なります)。
文字数は、20 字×20 行の 400 文字。A4 サイズで飾り原稿用紙の定番サイズです。今回も 5 文字、5行区切りが絵柄によりさりげなく示されています。
仕様など詳細はPDF版で。